「日常」

栗田理沙

学校が休校、バイト先も休業。コロナによる緊急事態宣言が出て、世間が自粛した。生命に関わる危機的な出来事となった。私は部屋に引きこもり、何もしないダラダラした日々を過ごしていた。それでも撮影は続けていた。コロナの影響によって日常が変化し、時間を持て余していた。そのためか、普段目を向けないような当たり前の存在を認識し始め、撮影するようになった。今、この世界だからこそ日常の当たり前の面白さを見つけていきたい。