とりあえずは基本!
文字組において最も大切なことは「読みやすいこと」!!
それは新聞でも雑誌でもポスターやウェブでもおなじこと。
そんな文字の読みやすさを大きく左右するのが行間。
上の3つの文章は小塚ゴシックProの18ptで入力した本文の行送りの設定を右からそれぞれ21pt、31.5pt(自動)、48ptに設定したもの。
どれが読みやすいかは一目瞭然ですよね。
一般的に行送りは本文サイズの1.5倍から2倍程度に設定します。
本文にルビをつける場合は、ルビの分の文字の大きさとして本文サイズの0.5倍の行間を確保する必要があるため、行送りの値は最低でも1.5倍必要です。
イラストレーターやインデザインの行送りの設定は、自動で175%に設定されています。
本文テキストとしては読みやすい値ですが、キャプションなどの小さい文字でこの設定にすると行間が開きすぎて読みづらくなってしまうことがあります。
また、1行の文字数が多すぎると、行末まで読んで次の行の先頭に移るときにどの行を読んでいいのか迷いやすくなってしまいます。
行長と行間は、読者の視線が迷わないように注意して設定しましょう。